襟裳岬灯台(読み)えりもみさきとうだい

日本歴史地名大系 「襟裳岬灯台」の解説

襟裳岬灯台
えりもみさきとうだい

[現在地名]幌泉郡えりも町字東洋

襟裳岬先端部の西側、高さ六〇メートルの崖上に立つ。同岬の沖合は約七キロにわたって岩礁が延び、またとくに春から夏にかけて同海域では暖流寒流がぶつかり合い濃霧が発生しやすく、昔から航海難所といわれてきた。明治二二年(一八八九)点灯で、「状況報文」には「襟裳岬端ノ西部最高処ニ灯台ヲ設ケ明治二十二年六月ヨリ点灯ス又二等測候所ノ資格ヲ以テ気象ノ観測ヲナス」とある。当初は鉄造、石油灯であった。昭和二〇年(一九四五)に爆撃で破壊され、同二五年に再建、現在は高さ一四メートルのコンクリート造、電球光源で、光度は九〇万カンデラ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む