西堂(読み)セイドウ

デジタル大辞泉 「西堂」の意味・読み・例文・類語

せい‐どう〔‐ダウ〕【西堂】

禅宗寺院で、その寺院の先代住職東堂とよぶのに対して、他の寺院の前住職をよぶ語。西を賓位客位)とするところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「西堂」の意味・読み・例文・類語

せい‐どう ‥ダウ【西堂】

〘名〙 (「せいとう」とも) 仏語
① (西は賓位の意) 禅宗で、他寺の住職の経歴をもつ僧がきて住するとき、これをさしていう。最高の賓客の意。東堂に対する語。さいどう。
正法眼蔵(1231‐53)虚空「石鞏西堂よりのち、五家の宗匠と称する参学おほしといへども」
日葡辞書(1603‐04)「Xeitǒ(セイタウ)
② 禅宗で、住持を助けて衆僧を導く僧。

さい‐どう ‥ダウ【西堂】

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