西戸田村(読み)にしとだむら

日本歴史地名大系 「西戸田村」の解説

西戸田村
にしとだむら

[現在地名]西区平野町西戸田ひらのちようにしとだ

明石川中流の右岸に位置し、南西印路いんじ村。慶長国絵図に村名がみえる。正保郷帳によると田方五三二石余・畑方四四石余、松山あり。明石藩領押部組に所属。明暦三年(一六五七)明石川から引水する林崎はやしざき掘割取水口が設けられた(「林崎掘割渠記」卜部文書)。「明石記」によると東西二五〇間・南北四町。郷蔵・池三・用水井六・小藪七・川除堤六・自分山。


西戸田村
にしとだむら

[現在地名]南那須町三箇さんが

はなわ村の東、あら川の左岸段丘上にあり、対岸入江野いりの村。慶安郷帳に村名がみえ田高九六石余・畑高一一〇石余、烏山藩領。元禄郷帳では旗本榊原・小林・下島・福島各領の四給。改革組合村では旗本榊原・小林・下島領の三給、家数一二。旧高旧領取調帳では前出三領と幕府領の四給。「南那須村明治百年誌」によれば江戸時代末、字戸田河原に堰が設けられ、開田が進んだという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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