西神社(読み)かさいじんじや

日本歴史地名大系 「西神社」の解説

西神社
かさいじんじや

[現在地名]葛飾区東金町六丁目

江戸川右岸の堤沿いにある。祭神は経津主命・日本武尊・徳川家康。旧郷社。近世まで香取社と称したが、明治一四年(一八八一)現社名となる。元暦元年(一一八四)葛西三郎清重が葛西三十三郷の総鎮守として、当地を役領としていた下総香取神宮の分霊を勧請したことに始まると伝える。社殿中世の兵乱によりしばしば炎上したという。天正一八年(一五九〇)四月一九日、浅野長吉から朱印地一〇石が与えられている(社蔵文書)。翌一九年一一月日の徳川家康朱印状(武州文書)に香取宮とみえ金町かなまち郷のうち一〇石が寄進された。寛永七年(一六三〇)・同一三年にも朱印状が出されている(寛文朱印留)。三番叟の人形を飾る祭礼を見た家康が、奇特なこととして社領を寄進したという伝承がある(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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