西郷孤月(読み)サイゴウ コゲツ

20世紀日本人名事典 「西郷孤月」の解説

西郷 孤月
サイゴウ コゲツ

明治期の日本画家



生年
明治6年(1873年)

没年
大正1(1912)年8月31日

出生地
長野県松本

出身地
東京・神田

本名
西郷 規

学歴〔年〕
東京美術学校日本画科〔明治27年〕卒

経歴
橋本雅邦に実力を認められ、東京美校研究科修了と同時に助教授となるが、岡倉天心をめぐる“美校騒動”で天心とともに辞職日本美術院創立に参加。横山大観らとともに雅邦門下の四天王といわれたが、のち失脚し大正元年から京阪、九州、台湾と放浪の旅に出、台湾で病を得て帰京、ほどなく没した。作風温雅なうちに強い浪漫性を示したものが多く、代表作に「春暁」「高砂」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西郷孤月」の解説

西郷孤月 さいごう-こげつ

1873-1912 明治時代の日本画家。
明治6年9月23日生まれ。29年母校東京美術学校(現東京芸大)の助教授となる。31年師の橋本雅邦とともに辞職し,日本美術院の創立に参加。雅邦の娘と結婚,将来を期待されたが,のち離婚し,放浪生活をおくった。大正元年8月31日死去。40歳。長野県出身。本名は規。作品に「春暖」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「西郷孤月」の解説

西郷 孤月 (さいごう こげつ)

生年月日:1873年9月23日
明治時代の日本画家。東京美術学校助教授
1912年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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