要須(読み)ようす

精選版 日本国語大辞典 「要須」の意味・読み・例文・類語

よう‐すエウ‥【要須】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「す」は「須」の呉音 ) =ようしゅ(要須)
    1. [初出の実例]「又朋友之中、頗有要須之人」(出典菅家文草(900頃)七・書斎記)
    2. 「仏の御法を信ぜん人は、疑ふべきにもあらず。えうすのてら也」(出典:古本説話集(1130頃か)七〇)

よう‐しゅエウ‥【要須】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅ」は「須」の漢音 ) ある物事にとってなくてはならないこと。また、そのようなもの。必須須要。ようす。
    1. [初出の実例]「父の資貞は無双(ぶさう)弓矢取にて、国の為に要須(ヨウシュ)たり」(出典:太平記(14C後)六)
    2. [その他の文献]〔邢巒‐論財用奏〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「要須」の読み・字形・画数・意味

【要須】ようしゆ

必要。

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