覆載(読み)フウサイ

デジタル大辞泉 「覆載」の意味・読み・例文・類語

ふう‐さい【覆載】

この世にあるすべてのものを、天がおおい地が支えていること。また、その恩。
天地宇宙

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精選版 日本国語大辞典 「覆載」の意味・読み・例文・類語

ふう‐さい【覆載】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふう」は「覆」の漢音 )
  2. 天が万物を覆(おお)い、地が万物を載せること。ひいて、天地や君主恩恵をいう。ふさい。ふくさい。
    1. [初出の実例]「彼輿蓋之攸覆載、自然当晴以既彼晴」(出典菅家文草(900頃)一・九日侍宴、同賦喜晴)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天道〕
  3. 転じて、天地。ふさい。ふくさい。
    1. [初出の実例]「一元之気昆崙旁礴。充塞於覆載之間」(出典:懶室漫稿(1413頃)五・孤松独鶴詩序)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐繆称訓〕

ふく‐さい【覆載】

  1. 〘 名詞 〙ふうさい(覆載)〔布令字弁(1868‐72)〕

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普及版 字通 「覆載」の読み・字形・画数・意味

【覆載】ふさい

天地。〔中庸、三十一〕天の、地の載(の)する、日の照らす霜露(お)つるそ血氣親せざる(な)し。

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