視線恐怖(読み)しせんきょうふ

世界大百科事典 第2版の解説

しせんきょうふ【視線恐怖】

対人恐怖症一種他人の視線を気にし,対人関係が円滑に結べなくなった状態。正常人でも,とくに思春期にはこの傾向がみられるが,社会化とともにこの状態が消失していくのが普通である。視線恐怖はさまざまな疾患にみられる症状であるが,典型的なものは神経症の一類型である森田神経質である。これは,〈人によく思われたい〉〈ぼろを出すまい〉という心理機制から,他人との円滑な人間関係を切望しながらも人間関係を回避しているうちに,症状が悪化する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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