デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚英」の解説 覚英 かくえい ?-1157 平安時代後期の僧,歌人。藤原師通の子。興福寺で叔父覚信に師事して法相(ほっそう)をおさめ,東大寺で受戒。法華,唯識に通じた。権(ごんの)少僧都となるが諸国行脚(あんぎゃ)後,陸奥(むつ)信夫郡(福島県)に庵をむすぶ。仏教説話では,覚英の死後,庵をたずねた西行が遺品や辞世の文をみいだしたとつたえる。保元(ほうげん)2年2月17日死去。字(あざな)は円松。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例