コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

覚醒剤急性中毒 かくせいざいきゅうせいちゅうどくAcute Methamphetamine Poisoning

家庭医学館の解説

かくせいざいきゅうせいちゅうどく【覚醒剤急性中毒 Acute Methamphetamine Poisoning】

[どんな病気か]
 精神興奮薬(せいしんこうふんやく)のうち、日本で覚醒剤といっているのは、メタンフェタミン(ヒロポン、俗称「シャブ」)で、日本では市販されていないのですが、エフェドリンなどを原料に密造されたものが暴力団などを介して出回っています。
[症状]
 メタンフェタミンなどの精神興奮薬を大量に摂取すると、急性中毒がおこります。
 不安、興奮、頻呼吸(ひんこきゅう)、不穏、幻覚、震え、舞踏病(ぶとうびょう)、けいれん、昏迷(こんめい)、昏睡(こんすい)などの中枢神経(ちゅうすうしんけい)症状がおこります。
 体温上昇、発汗、瞳孔拡大(どうこうかくだい)、排尿障害、尿閉(にょうへい)などの交感神経症状や吐(は)き気(け)・嘔吐(おうと)、下痢(げり)などの消化器症状もおこります。
 幻視(げんし)、幻触(げんしょく)、幻嗅(げんきゅう)、関係妄想(かんけいもうそう)、錯覚などが現われ、統合失調症とまちがわれることもあります。
[治療]
 初期治療(「医師が行なう中毒の初期治療」)の胃洗浄、吸着剤や下剤の使用、強制利尿(きょうせいりにょう)や血液浄化を行ないます。
 けいれんなどの中枢神経刺激症状には、ジアゼパムを注射、舞踏病(ぶとうびょう)などの異常運動には、ジアゼパム、クロルプロマジンが有効です。
 強い幻覚・不穏には、ドロペリドールかハロペリドールを注射します。
 ミオグロビン血症がおこっていれば輸液、フロセミドの注射、マンニトールの点滴などを行ないます。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

覚醒剤急性中毒の関連キーワード薬物乱用による心の病気(薬物依存)

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

覚醒剤急性中毒の関連情報