デジタル大辞泉 「親展」の意味・読み・例文・類語 しん‐てん【親展】 手紙や電報で、名宛人自身が開封して読んでほしいという意で使う語。親披しんぴ。直披じきひ・ちょくひ。[類語]直披じきひ・直披ちょくひ・平安・気付 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「親展」の意味・読み・例文・類語 しん‐てん【親展】 〘 名詞 〙① ( 親(みずか)ら展(ひら)くの意 ) 信書や電報の指定事項の一つ。(イ) 封書の脇付の一つ。名あて人自身が開封することを要求するもの。親披。直披(じきひ)。[初出の実例]「秘密親展の四字を加へ速に叔父に逓送あらんことを」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五一)(ロ) 電報の指定事項の一つ。受信人が直接開いて見るように指定すること。略符号は、和文は「ニカ」、欧文は「CL」。昭和五一年(一九七六)廃止。[初出の実例]「受信人以外の者の披見を憚る電報は親展の略符号を以て指定すべし」(出典:逓信省令第四六号‐明治三三年(1900)九月一日・六四条)② 会って、親しく話をすること。〔陸雲‐与陸典書〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例