親船(読み)オヤブネ

デジタル大辞泉 「親船」の意味・読み・例文・類語

おや‐ぶね【親船】

多数の小型漁船を従えた大船母船ぼせん
連絡用の小船に対し、沖に停泊している大船。
[類語]本船母船

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関連語 あかり 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「親船」の意味・読み・例文・類語

おや‐ぶね【親船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小船を従えた大船。大船は小型の伝馬船を積んでいるところから、親子になぞらえて生じた俗称。転じて大型廻船をいう。
    1. [初出の実例]「あのあかりは何だろう。親舟(オヤぶね)にしちゃア遠ひぜ」(出典洒落本・面美知之娌(1789‐1802頃)一)
  3. 伊勢船の俗称。伊勢船は船型構造が中世末期の伝統を持つため、近世の進歩した弁才船に対して、古様であるところからの称。〔和漢船用集(1766)〕

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