病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「角化症治療剤」の解説
角化症治療剤
《エトレチナート製剤》
チガソン(中外製薬)
《カルシポトリオール製剤》
ドボネックス(鳥居薬品、帝國製薬、レオファーマ)
《カルシポトリオール水和物・ベタメタゾンジプロピオン酸エステル製剤》
ドボベット(レオファーマ、協和キリン)
《タカルシトール水和物製剤》
アルファタカシル(武田テバ薬品、武田テバファーマ、武田薬品工業)
ボンアルファ(帝人ファーマ、佐藤製薬)
ボンアルファハイ(帝人ファーマ、佐藤製薬)
《マキサカルシトール製剤》
オキサロール(マルホ、中外製薬)
マキサカルシトール(岩城製薬、高田製薬、ポーラファルマ)
《マキサカルシトール/ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル配合製剤》
マーデュオックス(マルホ、中外製薬)
エトレチナート製剤は、ビタミンAからつくり出された薬で、
副作用として、薬によっては、皮膚がむける、かゆみ、
またタカルシトール水和物製剤では、発赤、むくみ、色素沈着などがおこることがあります。カルシポトリオール製剤では、接触皮膚炎、
マキサカルシトール製剤やマキサカルシトール/ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル配合製剤では、高カルシウム血症、急性腎不全が起こることがあります。こうしたときには使用を中止して、ただちに医師に相談してください。
①エトレチナート製剤はカプセル剤、そのほかの薬は外用剤です。使用にあたっては、医師・薬剤師の指示をきちんと守ってください。
②この薬の成分で過敏症状をおこしたことのある人には使用できません。
また、エトレチナート製剤は、胎児に悪影響を及ぼすことがあるので、妊婦や妊娠を希望する人(男性を含めて)は使用できません。肝障害や腎障害のある人、ビタミンA過剰症の人、ビタミンA製剤を使用中の人も使用できません。
カルシポトリオール製剤やタカルシトール水和物製剤では、高カルシウム血症(
カルシポトリオール製剤やタカルシトール水和物製剤では、妊婦、現在妊娠する可能性のある人は、その旨をあらかじめ医師に報告してください。また、
③肝障害、腎障害のある人は、あらかじめ医師に報告してください。エトレチナート製剤の服用により、病気が悪化することがあります。
④エトレチナート製剤はビタミンA剤との併用はできません。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報