デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「設楽神」の解説 設楽神 しだらのかみ 民間信仰の神。おもに平安時代に疫病の流行をのがれるため民衆が信仰した神。農業の神ともされた。天慶(てんぎょう)8年(945)に設楽神入京のうわさが広まり,群衆がうたいおどりながら,摂津から石清水八幡宮まで神輿(みこし)をかついだ。また長和元年にも九州から京にむかったという。志多羅神ともかき,小藺笠神(こいがさがみ)ともいう。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「設楽神」の意味・わかりやすい解説 設楽神しだらがみ 平安時代,疫病の流行を免れるため民間で信仰された神。志多良神とも書く。「しだら」は音楽の手拍子の意。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報