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診療ガイドライン しんりょうがいどらいん clinical practice guideline

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知恵蔵2015の解説

診療ガイドライン

1999年度から厚生労働省研究班、その前後から各学会が、EBM(根拠に基づく医療)に基づいた診療ガイドライン作りを進めている。日本の医療は病院や医師によって違うことがあり、ガイドラインはその格差を減らし、質の向上に役立つ。日本胃癌学会は2001年に患者用のガイドラインを作り、04年の厚労省研究班のぜんそくガイドライン作りには患者団体が全面的に参加した。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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大辞林 第三版の解説

しんりょうガイドライン【診療ガイドライン】

各疾患ごとにまとめた、診断や治療の標準的な指針。医療機関や医師による格差を排除し、治療の質の向上に役立てることを目的として、厚生労働省や各学会が、 EBM に基づいて作成する。 → EBM ( ABC 略語)

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

診療ガイドライン
しんりょうがいどらいん

特定の病気について、必要な診断や治療の方法を具体的に示した基準。診療指針。医師の判断を助けるほか、医療の質の向上や医療費の効率的使用に役だつ。従来は病院や学閥、有力医師ごとに診療内容の基準が違うことが珍しくなかったが、臨床試験データなどを重視するEBM(根拠に基づく医療)が1980年代から国際的に重視されるようになり、1990年代から日本の各学会がガイドラインづくりに取り組むようになった。1990年(平成2)の日本医師会および厚生省(当時)による「高血圧診療のてびき」、1993年の日本アレルギー学会による「アレルギー疾患治療ガイドライン」、1994年の日本人類遺伝学会による「遺伝カウンセリング出生前診断に関するガイドライン」などが先駆的であった。1999年には厚生省の医療技術評価推進検討会が47疾患について診療ガイドラインの必要性を報告し、大きな流れになった。日本ではEBMデータが少ないための限界などはあるが、2001年(平成13)には日本胃癌(いがん)学会による初めての患者用ガイドライン(『胃がん治療ガイドラインの解説 胃癌の治療を理解しようとするすべての方のために』)、2004年には患者団体が参加した喘息(ぜんそく)診療のガイドライン(『EBMに基づいた患者と医療スタッフのパートナーシップのための喘息診療ガイドライン2004』小児編、成人編)など、診療ガイドラインの質は格段によくなりつつある。[田辺 功]
『福井次矢編『からだの科学増刊 EBM診療ガイドライン解説集』(2003・日本評論社) ▽中山健夫著『EBMを用いた診療ガイドライン作成・活用ガイド』(2004・金原出版) ▽泉孝英編集主幹『ガイドライン外来診療――今日の診療のために』各年版(日経メディカル開発)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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