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評劇 ひょうげきPing-ju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

評劇
ひょうげき
Ping-ju

中国の地方劇。「評戯」「ほうほう戯 (ほうほうぎ) 」「落子 (らくし) 」ともいう。 20世紀の初め河北省の 灤県,冀東を中心に民間説唱の蓮花落やほうほうを土台に梆子腔 (ほうしこう) を取入れて発展した。 梆子腔に似ているが,歌詞や唱法はより通俗平易で,板胡という独特の胡弓を伴奏に歌う。伝説や民譚,農民生活などを主要題材に泣き笑う,型に縛られない現実的で素朴な演技が大衆に親しまれている。普通,旦 (女方) も女優が演じた。河北,上海,四川貴州をはじめ東北と華北一帯に流行し,京劇のように約束事に縛られないので今日では『婦女代表』のような現代物が多く上演され,一地方劇から全国的な演劇に発展している。北京に専門劇団として中国評劇院がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうげき【評劇 píng jù】

中国北方の地方劇名。今世紀初め蓮花落という語り物を基礎に京劇などを吸収して(ポンポン)戯の名で広く農村に流行した。1912年,成兆才が出て《花為媒》などを編み隆盛した。その後,23年ころから東北(旧満州)へ広がって女優も輩出した。31年より新劇の影響をうけ多くの新演目を作り,通俗性と表現力の豊かさで大衆の強い支持をうけている。小白玉霜,馬泰,新鳳霞等が著名。代表作に《秦香蓮》《小女婿》などがある。

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