デジタル大辞泉
「通俗」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つう‐ぞく【通俗】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) 世間なみ。世間一般。世間一般に通用すること。また、そのさま。〔現代日用新語辞典(1920)〕
- [初出の実例]「芸術は『通俗』であってはならぬが、いかほど『俗悪』であってもよい」(出典:通俗と変貌と(1947)〈坂口安吾〉)
- ② ( 形動 ) 特にその方面の知識がない人でも、わかること。専門的でなく、だれにでもわかること。また、そのさま。
- [初出の実例]「右俳優曲調者以二通俗一為レ要」(出典:浄瑠璃・お初天神記(1733)奥書)
- 「高僧伝は通俗(ツウゾク)な読物ではあったが」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉四)
- ③ 世間の一般的風習。一般の習俗。世俗。
- [初出の実例]「髪を長くし飾りを用ゆるこそ万国の通俗なるを」(出典:新聞雑誌‐三五号・明治五年(1872)三月)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「通俗」の読み・字形・画数・意味
【通俗】つうぞく
世俗にかなう。〔京本通俗小説、馮玉梅団円〕話は
俗を須(ま)ちて方(はじ)めて傳
し、語は必ず風に關して始めて人を動かす。字通「通」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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