認知的不協和(読み)ニンチテキフキョウワ(その他表記)cognitive dissonance

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「認知的不協和」の意味・読み・例文・類語

にんちてき‐ふきょうわ‥フケフワ【認知的不協和】

  1. 〘 名詞 〙 個人が持つ二つの認知の間に不一致、不調和が生じること。その際その不一致を解消あるいは低減しようとして認知や態度に変化が起こる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「認知的不協和」の意味・わかりやすい解説

認知的不協和
にんちてきふきょうわ
cognitive dissonance

個体がある事柄について矛盾した,相反する認知もしくは知識をもっている状態をさす。一般にこのような認知的不協和にある個体では,不快や心的緊張が高まり,その結果この不一致を低減させるための行動を生じさせる傾向をもつとされる。 L.フェスティンガーにより提出された用語で,彼は主としてこの概念基礎に種々の社会行動を理解しようとして,認知的不協和理論を提唱した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む