語派(読み)ゴハ

関連語 名詞

世界の主要言語がわかる事典 「語派」の解説

ごは【語派】

語族の下位区分の一つ。語族の祖語共通祖先)から分化した言語を祖語とする言語のグループ。たとえば、インドヨーロッパ語族は、ゲルマン語派ケルト語派イタリック語派インド語派など、多くの語派に分類されている。語派としての証明が十分でないグループは「語群」と呼ばれる(語群は語派の下位区分の用語としても用いられる)。

出典 講談社世界の主要言語がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の語派の言及

【言語】より

…互いに系統関係を有する言語の集合を〈語族〉と呼ぶ。一つの語族の中で,その祖語より分岐してできたいくつかの言語の一つを祖語とする言語の集合を〈語派〉と呼ぶ。同一祖語より分岐してあまり時間が経過しない場合(おそらくは数千年を超えない場合),上述の音韻変化の規則性によって,その二つの言語の音形と意味の似た単語同士の間に〈音韻対応(の通則)〉が認められる。…

※「語派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む