デジタル大辞泉 「誣言」の意味・読み・例文・類語 ふ‐げん【×誣言】 《「ぶげん」とも》わざと事実をまげていうこと。また、その言葉。誣語。「空前絶後のものといわんも決して―にあらざるなり」〈逍遥・小説神髄〉 しい‐ごと〔しひ‐〕【×誣言】 事実を曲げて言うこと。また、その言葉。ふげん。「空前絶後のものといわんも決して―にあらざるなり」〈逍遥・小説神髄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「誣言」の意味・読み・例文・類語 しい‐ごとしひ‥【誣言】 〘 名詞 〙 事実をまげて言うこと。作りごとを言うこと。また、そのことば。でたらめ。ざんげん。〔観智院本名義抄(1241)〕[初出の実例]「然るを吝(をし)みて今さらに、云々(かにかく)と論ずるは吭下(のどもと)過ぎて熱を忘るる、只是烏許(をこ)の誣言(シヒゴト)也」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)八) ふ‐げん【誣言】 〘 名詞 〙 ( 「ふ」は「誣」の慣用音、「ぶ」は漢音。「ぶげん」とも ) わざと事実をいつわって言うこと。また、そのことば。誣語。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔墨子‐非儒下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例