空前絶後(読み)クウゼンゼツゴ

デジタル大辞泉 「空前絶後」の意味・読み・例文・類語

くうぜん‐ぜつご【空前絶後】

過去にも例がなく、将来もありえないと思われること。きわめて珍しいこと。
[類語]まれたま珍しい貴重珍重得難い貴い稀有高貴大切重要異色異彩珍貴珍稀千金耳寄り掛け替えのない希少希代未曽有破天荒空前前代未聞奇跡的奇しくも期せずしてまぐれ不可思議

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空前絶後」の意味・読み・例文・類語

くうぜん‐ぜつご【空前絶後】

〘名〙 過去にも例がなく、これから後にも起こりそうもないと思われるような非常にまれなさま。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「実に空前絶後の英主と称す可し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「空前絶後」の解説

空前絶後

過去にも例がなく、これから後にも起こりそうもないと思われるようなこと。非常にまれな様子

[使用例] どうだ、エライだろう、おでこで蝿をつかまえるなんて、誰にだって、出来やしない、空前絶後の事件かも知れないぞ[尾崎一雄*虫のいろいろ|1948]

[使用例] 砂金発見の記事を大々的に報じたことがきっかけとなって、空前絶後のゴールドラッシュが起こったと書かれている[新田次郎*アラスカ物語|1974]

[解説] 「空前」は比べるべき物事がそれ以前にないこと。「絶後」は将来二度と起きないこと。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android