デジタル大辞泉 「諜」の意味・読み・例文・類語 ちょう【諜】[漢字項目] [音]チョウ(テフ)(漢)ひそかに事情を探る。スパイ。まわし者。「諜者・諜知・諜報/間諜・防諜」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「諜」の読み・字形・画数・意味 諜16画 [字音] チョウ(テフ)[字訓] まわしもの・うかがう[説文解字] [字形] 形声声符は(よう)。に喋・蝶(ちょう)の声がある。〔説文〕三上に「軍中の反するものなり」とあり、間牒をいう。〔周礼、秋官、掌戮〕に「諜を斬して、之れを搏(う)つことを掌る」とあり、古くから行われたことである。〔左伝〕に間牒を用いる話が多く、〔孫子〕にも「用間」の一がある。また便僻(べんぺき)の意があり、身軽に行動することをいう。系譜などをしるす諜記、またその牒記を次第する意にも用いる。[訓義]1. まわしもの、しのび、間牒、スパイ。2. うかがう、さぐる、うかがいしらせる。3. 牒と通じ、系譜の類。4. と通じ、しなやか。[古辞書の訓]〔新字鏡〕諜 伊久佐乃宇加々比(いくさのうかがひ)〔立〕諜 ウカガフ・ツギ・イクサノウカガヒ・ヤスム[熟語]諜記▶・諜候▶・諜者▶・諜人▶・諜賊▶・諜諜▶・諜報▶[下接語]間諜・遣諜・瑞諜・偵諜・伝諜・譜諜・烽諜・防諜 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報