諸井恒平(読み)モロイ ツネヘイ

20世紀日本人名事典 「諸井恒平」の解説

諸井 恒平
モロイ ツネヘイ

大正・昭和期の実業家 秩父セメント創業者。



生年
文久2年5月5日(1862年)

没年
昭和16(1941)年2月14日

出生地
武蔵国(埼玉県)

経歴
家業養蚕従事、明治15年分家独立。20年上京、日本煉瓦製造会社に入り、専務取締役。東京毛織、武相水電、北陸水電を経営、30年には秩父鉄道創設に参画。大正12年秩父セメントを設立社長となり、大震災後セメント需要激増の好運に恵まれ、後発ながら大手5社に食い込んで発展した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「諸井恒平」の解説

諸井恒平 もろい-つねへい

1862-1941 明治-昭和時代前期の実業家。
文久2年5月26日生まれ。家業の養蚕に従事,明治20年日本煉瓦(れんが)製造を設立。さらに東京毛織,武相水電,秩父(ちちぶ)鉄道などの経営に参加。大正12年秩父武甲山の石灰石を利用し,秩父セメントを創業した。昭和16年2月14日死去。80歳。武蔵(むさし)本庄(埼玉県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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