諸向(読み)もろむき

精選版 日本国語大辞典 「諸向」の意味・読み・例文・類語

もろ‐むき【諸向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. どちらへも向くこと。あちらにもこちらにも向かうこと。一説に、すべてが同じ方に向くこと。
    1. [初出の実例]「武蔵野の草は母呂武吉(モロムキ)かもかくも君がまにまに吾(あ)は寄りにしを」(出典万葉集(8C後)一四・三三七七)
  3. 植物うらじろ(裏白)」の異名。《 季語新年 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「諸向」の解説

諸向 (モロムキ)

植物。ウラジロ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物ウラジロ別称

諸向 (モロムキ)

植物。イチイ科の常緑針葉高木,園芸植物,薬用植物。イチイの別称

諸向 (モロムキ)

植物。シダ類総称シダの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android