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裏白 ウラジロ

デジタル大辞泉の解説

うら‐じろ【裏白】

裏が白いこと。内側・底の白いことにも用いる。
ウラジロ科の常緑、多年生のシダ。主に暖地の山中に自生し、大群落をつくる。葉は長さ約1メートル、上端で二葉片に分かれ、さらに羽状に分かれ、裏面は白みを帯びる。柄は太く茶褐色で強く、かごなどを作る。葉を新年の飾りに用いる。やまくさ。ほなが。もろむき。へご。うらかぜぐさ。 新年》「名こそかはれ江戸の―京の歯朶(しだ)/子規
裏白連歌」の略。
裏白戸」の略。
野菜、特にシイタケの裏側に魚のすり身をつけて蒸し上げた料理。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

うらじろ【裏白】

裏・底・内側の白いこと。 「 -の紙」
ウラジロ科の常緑性シダ植物。暖地に自生し、大群落をつくる。葉柄は長く、上端で二葉片に分かれ、さらに羽状に分かれる。葉の裏面は白く、粒状の胞子囊のう群をつける。葉柄で箸はし・籠かごなどを作り、葉を正月の飾りに使う。ヤマクサ。モロムキ。シダ。ホナガ。ヘゴ。 [季] 新年。 〔シダとも呼ばれ、「齢垂しだる」にかけて長寿の縁起物とされた〕
裏の白い紺足袋。
「裏白戸」の略。
「裏白連歌」の略。
魚のすり身、またはそれに小麦粉・ヤマイモ・鶏卵などをすり合わせ、シイタケの傘の裏や海苔などに塗りつけて煮た料理。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

裏白 (ウラジロ)

学名:Gleichenia japonica
植物。ウラジロ科常緑多年草,園芸植物,薬用植物

裏白 (ウラジロ)

植物。バラ科の落葉高木。ウラジロノキの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。バラ科の多年草,薬用植物。カワラサイコの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。クスノキ科の常緑高木。シロダモの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。マツ科の常緑針葉高木,高山植物,園芸植物。トウヒの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。ケシ科の多年草,薬用植物。タケニグサの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。キク科の越年草,薬用植物。ヤブタバコの別称

裏白 (ウラジロ)

植物。キク科の多年草。ヤマヨモギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典内の裏白の言及

【倉∥蔵】より

…屋根との間も火がまわりやすいので,鉢巻と呼んで,段をつけたり,斜めの持出しにして壁を塗った。入口や窓には板戸の表裏に厚く壁土をつけた扉を釣り込み,入口にはさらに裏白(うらじろ)と呼ばれる表だけに壁土をつけた引戸と格子戸を設け,ふだんは扉は開け放しにして,裏白だけを引いて戸締りをした。土蔵は二階建てのものが多く,壁面が大きいため,下方は雨水で洗われて壁が崩れやすい。…

※「裏白」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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