デジタル大辞泉 「高人」の意味・読み・例文・類語 こう‐にん〔カウ‐〕【高人】 身分の高い人。こうじん。「貴人、―、よろづの芸者は格別、常の町人、金銀の有徳ゆゑ世上に名を知らるること」〈浮・永代蔵・六〉 こう‐じん〔カウ‐〕【高人】 ⇒こうにん(高人) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「高人」の意味・読み・例文・類語 こう‐じんカウ‥【高人】 〘 名詞 〙 身分の高い人。高家(こうけ)。こうにん。また、風格のある人。高士。[初出の実例]「高人有レ意如垂レ訪。可レ答レ非下因二興尽一還上」(出典:経国集(827)一三・冬日途中値雪簡在督〈巧諸勝〉) こう‐にんカウ‥【高人】 〘 名詞 〙 高貴の人。身分の高い人。こうじん。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「かけでの山ぶしは、貴人高人下人も、下馬をして一礼めさるるに」(出典:虎明本狂言・禰宜山伏(室町末‐近世初)) たかき【高】 人(ひと) 身分の高い人。高位高官の人。貴人。[初出の実例]「新羅、〈略〉大人(タカキヒト)を遣さず」(出典:日本書紀(720)継体二三年三月(前田本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「高人」の読み・字形・画数・意味 【高人】こう(かう)じん 高士。唐・杜甫〔解悶、十二首、八〕詩 高人王右丞(維)を見ず 田の邱壑(きうがく)、漫(みだ)りに 最も傳ふ、秀句、寰區(くわんく)に滿つるを 未だたず、風、相國(弟、縉)の能くするを字通「高」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報