デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊前王」の解説 豊前王 とよさきおう 805-865 平安時代前期の官吏。延暦(えんりゃく)24年生まれ。舎人(とねり)親王の子孫で,栄井王の子。幼少のときから博学で知られ,天長3年大学助となる。伊予守(いよのかみ),大和守などの国司や,左京権大夫(ごんのだいぶ),民部大輔(たいふ)などを歴任。貞観(じょうがん)6年従四位上。「今昔物語集」には,官吏任命(除目(じもく))の予想がよくあたると評判になった逸話がある。貞観7年2月2日死去。61歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例