出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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中国、唐朝第9代の皇帝(在位779~805)。姓名は李适(りかつ)。第8代代宗の長子。母は睿真(えいしん)皇后沈氏。安史の乱に天下兵馬元帥として史朝義(しちょうぎ)を討って功をたて、764年皇太子、779年皇帝の位についた。翌年、宰相楊炎(ようえん)の議を入れ、租庸調制を廃して両税法を創始し、中国税制史上の一大改革を行い、財政の立て直しを図った。安史の乱後強大となった藩鎮(はんちん)を抑え、集権政治の回復を策したが、かえって藩鎮の激しい反撃にあい、一時奉天(陝西(せんせい)省乾(けん)県)に逃れた。多額の軍費は両税以外に雑多な諸税を生み、民衆の恨みを買った。それから徳宗は藩鎮に対して姑息(こそく)となり、奢侈(しゃし)の生活はかえって藩鎮からの寄進を歓迎し、他方、政治はほとんど宦官(かんがん)にまかせ、後の憲宗の対藩鎮強硬策の素地をつくった。
[松井秀一]
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出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…鎌倉幕府執権北条氏の家督。徳宗,徳崇とも書く。鎌倉北条氏2代義時の法名に由来し,その嫡流の家督をさすようになり,さかのぼって初代時政のほか,夭折して家督を継がなかった時氏も含めて,いわゆる〈北条九代〉(時政,義時,泰時,時氏,経時,時頼,時宗,貞時,高時)を総称する語になった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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