豊姫神社(読み)とよひめじんじや

日本歴史地名大系 「豊姫神社」の解説

豊姫神社
とよひめじんじや

[現在地名]北野町大城

筑後川左岸、日比生の大屋敷ひるおのおおやしき鎮座。旧村社。宝満ほうまん宮ともいう。祭神神功皇后の妹豊比命で、豊比とよひめ神社とも記される。古代の豊比神社に比定する説がある。天長四年(八二七)伊勢国より遷座したという(太宰管内志所引民部省図帳残篇)。天安元年(八五七)従五位下の「豊比神」に封戸位田が充てられ(「文徳実録」同年一〇月三日条)、のち正殿火災にあって記録類を焼損したが、同二年「比神」は従四位下に昇階、また封戸二七戸が給されたという(同書同年五月一四日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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