豊沢大助(読み)トヨザワ ダイスケ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「豊沢大助」の解説

豊沢 大助(2代目)
トヨザワ ダイスケ


職業
義太夫節三味線方

別名
幼名=豊沢 仙太郎,前名=豊沢 仙糸

生年月日
天保1年

経歴
義太夫節三絃の家系。3代目豊沢広助の門弟。安政元年正月西横堀御池橋東詰で「仮名手本忠臣蔵」に豊沢仙糸の名で出演、評判となった。以来竹本染太夫三味線を務め名声を得た。のち江戸に下って功績を上げ、万延元年大阪に帰り、阿弥陀池、座摩芝居に出演。明治8年2代目大助を襲名文楽座の立者として活躍した。

没年月日
明治18年 12月25日 (1885年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊沢大助」の解説

豊沢大助(2代) とよざわ-だいすけ

1830-1885 幕末-明治時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
天保(てんぽう)元年生まれ。義太夫節の3代豊沢広助の弟子嘉永(かえい)(1848-54)の末年に豊沢仙太郎から豊沢仙糸(初代)と改名し,6代竹本染太夫の相三味線をつとめる。明治8年2代を襲名,大阪文楽座の立者(たてもの)として活躍した。明治18年12月28日死去。56歳。

豊沢大助(初代) とよざわ-だいすけ

?-? 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
義太夫節の3代竹沢弥七(初代豊沢広助)の弟子。文化8年(1811)に初舞台。竹沢虎造,豊沢虎造をへて豊沢大助を名のった。大坂出身。通称は平野屋吉兵衛。別名に鶴沢虎造,鶴沢幸治。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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