象徴天皇制(読み)ショウチョウテンノウセイ

デジタル大辞泉 「象徴天皇制」の意味・読み・例文・類語

しょうちょう‐てんのうせい〔シヤウチヨウテンワウセイ〕【象徴天皇制】

日本国憲法に規定された天皇制天皇日本国および日本国民統合の象徴であり、国政に関する権能を有しないとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の象徴天皇制の言及

【天皇】より

大日本帝国憲法
[日本国憲法上の天皇]
 1945年の敗戦と共に天皇制度の廃止を求める声が国内外からあがったが,占領軍の中核であったアメリカは天皇制度を〈民主化〉することによりこれを占領政策遂行の手段として利用する道を選択した。こうして新憲法によって象徴天皇制が誕生した。(1)性格 天皇は日本国の象徴,日本国民統合の象徴となった(日本国憲法1条)。…

※「象徴天皇制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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