豪放磊落(読み)ゴウホウライラク

デジタル大辞泉 「豪放磊落」の意味・読み・例文・類語

ごうほう‐らいらく〔ガウハウ‐〕【豪放×磊落】

[名・形動]《「豪放」も「磊落」もほぼ同じ意味度量が広く大胆で、小事にこだわらないこと。また、そのさま。「豪放磊落性格

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精選版 日本国語大辞典 「豪放磊落」の意味・読み・例文・類語

ごうほう‐らいらくガウハウ‥【豪放磊落】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 太っ腹で小事にこだわらず快活なさま。
    1. [初出の実例]「元来豪放磊落の性なるが故に、家甚だ貧なりしが、〈略〉諸侯の邸にも出入するに至り」(出典:新版由比正雪(1912)〈小泉三申〉五)

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四字熟語を知る辞典 「豪放磊落」の解説

豪放磊落

太っ腹で小事にこだわらず快活な様子

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 豪放磊落の大尉に、軍人生死の境に立つ身なれば、常に仏法を信じて、万一の時に後れを取らぬように心掛けねばならぬと、信仰を促すことにはなはだ努めたが[桜井忠温銃後|1913]

[使用例] 豪放磊落なG博士が、肩幅の広い身体をゆすりあげ、設けの席につくと[田中英光オリンポス果実|1940]

[解説] 「豪放」も「磊落」も、心が広く小さなことにこだわらない様子をいいます。同じような意味の語を重ねて、強調した言い方。

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