販売肥料(読み)はんばいひりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「販売肥料」の意味・わかりやすい解説

販売肥料
はんばいひりょう

かねごえ,金肥ともいう。自給肥料対語農家がまだ人糞尿堆肥厩肥などの自給肥料を多用していた頃,商品として売出され,金銭によって買われる肥料という意味で金肥と名づけられたもので,人造肥料化学肥料同義に用いられる場合もある。江戸時代から,油かす魚肥などが金肥として取扱われたが,現代では硫安石灰窒素,過リン酸石灰などの化学肥料がはるかに多く用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android