貴妃(読み)きひ

精選版 日本国語大辞典 「貴妃」の意味・読み・例文・類語

き‐ひ【貴妃】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 中国宮中女官の位の一つ。恵妃、華妃とともに三夫人と呼ばれた。〔新唐書‐百官志二〕
  2. [ 2 ] 特に、唐の玄宗寵姫楊貴妃をいう。
    1. [初出の実例]「貴妃(キヒ)がすがたをみな人は、百の媚をなすといへり」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)下)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・胡旋女〕

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普及版 字通 「貴妃」の読み・字形・画数・意味

【貴妃】きひ

女官。位は相国と並ぶ。〔唐書、百官志二〕官は貴妃・惠妃・麗妃・妃、各一人、正一品。皇后を佐(たす)け、禮をに論することを掌り、統べざる無し。

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