貴顕(読み)キケン

デジタル大辞泉 「貴顕」の意味・読み・例文・類語

き‐けん【貴顕】

[名・形動]身分が高く、名声のあること。また、そういう人や、そのさま。「貴顕紳士」
「元来―なる人の上に出るもの」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「貴顕」の意味・読み・例文・類語

き‐けん【貴顕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「きげん」とも ) 身分が高く、有名なこと。また、その人やそのさま。歴々(れきれき)
    1. [初出の実例]「外戚で貴顕なほどに時の人が深く重じたぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
    2. 「上下貴賤の別厳ならず貴顕の人と雖ども尊大の風なき事を示す」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後)
    3. [その他の文献]〔南史‐臧燾伝〕

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普及版 字通 「貴顕」の読み・字形・画数・意味

【貴顕】きけん

身分高く、顕要地位にあること。〔管子、形勢解〕古(いにしへ)三王五伯は、皆人天下を利するなり。故に身貴顯にして、子孫其の澤を被る。

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