賀茂の競馬(読み)カモノクラベウマ

精選版 日本国語大辞典 「賀茂の競馬」の意味・読み・例文・類語

かも【賀茂】 の 競馬(くらべうま)

  1. 賀茂の競馬〈年中行事絵巻〉
    賀茂の競馬〈年中行事絵巻〉
  2. 京都の、賀茂別雷神社(かもわけいかずちじんじゃ)(=上賀茂神社)の年中行事一つ。陰暦五月五日(現在は六月五日)に行なわれる馬術競技。左右一〇人ずつに分かれて勝負をきそった。堀河天皇寛治七年(一〇九三)に始まり、天下太平、五穀成就を祈るためといわれる。賀茂の神事。賀茂のけいば。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「五月五日、賀茂のくらべ馬を見侍りしに」(出典:徒然草(1331頃)四一)

かも【賀茂】 の 競馬(けいば)

  1. かも(賀茂)の競馬(くらべうま)《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「折節かものけいばとて、御見物に御出と聞えけり」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android