資糧(読み)シリョウ

デジタル大辞泉 「資糧」の意味・読み・例文・類語

し‐りょう〔‐リヤウ〕【資糧】

資金食糧資粮しろう

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精選版 日本国語大辞典 「資糧」の意味・読み・例文・類語

し‐りょう‥リャウ【資糧・資粮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 資金と食糧。しろう。
    1. [初出の実例]「若駕船破損。亦無資粮者。量加修理。給粮発遣」(出典:類聚三代格‐一八・宝亀五年(774)五月一七日)
    2. 「此の一文の銭、我が為に一生の間の資粮と成不可ず」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公四年〕
  3. 給料
    1. [初出の実例]「勅、京畿七道諸国、簡択苦行精勤、少欲知足者、置為内供奉、割正税稲以給資粮、無乏者」(出典:北白川宮御所蔵文書‐嘉祥三年(850)三月二日・治部省牒)
    2. [その他の文献]〔史記‐司馬穰苴伝〕
  4. 仏語。法相宗で立てる修道五位の第一。仏道に進むための準備段階。資糧位。
    1. [初出の実例]「仏道の粮をたくはふる故に資糧と名づく」(出典:法相二巻抄(1242か)下)

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普及版 字通 「資糧」の読み・字形・画数・意味

【資糧】しりよう(りやう)

物資や食糧。〔後漢書、趙熹伝〕始(劉玄)敗る。~始の親屬にへるに、皆裸跣(らせん)(はだかで、素足)塗困して(すす)むこと能はず。熹之れを見て悲感し、裝する帛(けんぱく)糧、悉(ことごと)く以て之れに與ふ。

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