賦活(読み)フカツ

デジタル大辞泉 「賦活」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かつ〔‐クワツ〕【賦活】

活力を与えること。物質機能作用を活発化すること。「賦活体」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賦活」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かつ‥クヮツ【賦活】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] activation [ドイツ語] Aktivierung の訳語 ) 活力を与えてその物質の機能や作用を活発にすること。特に、化学反応を起こす物質やその触媒をなす物質の働きを活発にさせて反応を起こりやすくすること。活性化。〔薬の効用(1964)〕
    1. [初出の実例]「ヨガの行者は、今度は逆に、特定の不随意筋を意のままに賦活して見せたのです」(出典:空気頭(1967)〈藤枝静男〉)

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世界大百科事典(旧版)内の賦活の言及

【活性炭】より

…特別に〈賦活〉と呼ばれる処理をして,内部に無数の小さい孔を発達させた炭素で,吸着剤としての能力が非常に高い。原料物質は木材,ヤシ殻,石炭(歴青炭,褐炭,亜炭),石油ピッチ等であり,一般に高温で炭化してから,水蒸気等により一部ガス化して微細孔を作り出す賦活法と,脱水・炭化を促進する薬品と混合して焼成後薬品を除く賦活法がある。…

※「賦活」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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