赤沢城跡
あかさわじようあと
[現在地名]津南町赤沢 下城
信濃川右岸の段丘の突端、標高四三六メートルの地にある。東方は断崖、北方は信濃川に面し、西方も断崖をなす。先端に三角形の主郭が空堀で画され、第二郭は巨大な空堀で囲む。第三郭は現状は田で、三ヵ所に堀跡を残す。城跡の南方赤沢集落の中央字立之内に赤沢館跡があるが、いまは堀跡がわずかに残るのみ。「津南町史」によると、方形の平地で縦横ともに六〇間。南・北・西を幅三間の堀がめぐり、土塁などが残っていたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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