赤津焼(読み)あかつやき

精選版 日本国語大辞典 「赤津焼」の意味・読み・例文・類語

あかつ‐やき【赤津焼】

〘名〙 愛知県瀬戸市東端の古くからある窯業地赤津で産する焼き物茶器茶碗を主とする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「赤津焼」の解説

赤津焼[陶磁]
あかづやき

東海地方、愛知県の地域ブランド。
瀬戸市で製作されている。日本六古窯の一つ。始まりは奈良時代に遡り、江戸時代初期に現在ある伝統的技術技法名称が確立した。その特徴は、7種類の釉薬と、へら彫り・印花・櫛目・三島手などの12種類の多彩な装飾技法にある。現在では茶道具・華道具から家庭用品まで幅広く焼かれている。1977(昭和52)年3月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「赤津焼」の解説

赤津焼

愛知県瀬戸市で生産される焼物。“赤津”は「あかづ」と読む。製造起源は奈良時代の須恵器にまで遡るとされ、志野釉、織部釉など7種類の釉薬と12種類もの装飾技法を駆使した茶器、花器酒器などがつくられる。国指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android