デジタル大辞泉 「三島手」の意味・読み・例文・類語 みしま‐で【三島手】 高麗茶碗こうらいぢゃわんの一。灰色の素地きじに細かい文様を縄状に型押しし、その部分に白土を象眼したのち透明な釉うわぐすりをかけて焼いたもの。この文様を三島暦の仮名に見立てての名称で、暦手こよみでともいう。李朝前期を代表する焼き物で、種類も多い。三島。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「三島手」の意味・読み・例文・類語 みしま‐で【三島手】 〘 名詞 〙 高麗焼の陶器。三島暦の仮名のような縦に細くうねうねした縄状の文様のあるもの。李朝前期を代表する焼物。暦手(こよみで)。三島暦手。三島。[初出の実例]「三嶋手やかた絵涼しき夏茶碗〈以仙〉」(出典:俳諧・桜川(1674)夏) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例