起坐呼吸(読み)きざこきゅう

精選版 日本国語大辞典 「起坐呼吸」の意味・読み・例文・類語

きざ‐こきゅう‥コキフ【起坐呼吸】

  1. 〘 名詞 〙 呼吸のしかたの一つ。強い呼吸困難で、坐位または直立位をとらなければ、十分に呼吸できない状態における呼吸。

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家庭医学館 「起坐呼吸」の解説

きざこきゅう【起坐呼吸】

 ぜんそくの発作がおこったら、横になるより座ったほうが楽なことがあります。
 からだを横(水平)にすると、重力のために下半身にたまっていた血液が急に心臓にもどり、肺うっ血が強くなるため、呼吸が困難になるのです。そのため、座っているほうが楽な状態を起坐呼吸といいます。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「起坐呼吸」の意味・わかりやすい解説

起坐呼吸
きざこきゅう
orthopnea

あお向けに寝ると呼吸困難が強いために,坐ったままの体位で行う呼吸をいう。重症気管支喘息左心不全に多いが,極端な肥満腹水胃腸疾患妊娠などで腹部が膨隆した場合にも認められる。

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