越し(読み)ゴシ

デジタル大辞泉 「越し」の意味・読み・例文・類語

ごし【越し】

[語素]
物を表す名詞の下に付いて、そのものを隔てて物事をする意を表す。「垣根越し」「肩越し」「眼鏡越し
年月・時間の長さを表す語の下に付いて、その間ある状態が続いてきたことを表す。「三年越し病気」「宵越しの金は持たぬ」

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精選版 日本国語大辞典 「越し」の意味・読み・例文・類語

こし【越・高志・古志】

  1. [ 一 ] 北陸地方の古称。のちに、越前・越中(さらにのちに、ここから能登が分離)・越後に分かれた。現在の福井・石川・富山・新潟の諸県にあたる。越の国。越の道。
    1. [初出の実例]「とほとほし故志(コシ)のくにに賢(さか)し女(め)を有りと聞かして」(出典古事記(712)上・歌謡)
  2. [ 二 ] ( 古志 ) 新潟県の中央部にあった郡。新潟平野南方、和田川の流域を占めた。中世、信濃川を境として東西に分割され、西側に三島(さんとう)郡を分立
    1. [初出の実例]「北陸道〈略〉越後国上〈管〉〈頸城・古志〈略〉〉」(出典:延喜式(927)二二)

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