20世紀日本人名事典 「越中谷利一」の解説 越中谷 利一エッチュウヤ リイチ 昭和期の小説家,俳人 生年明治34(1901)年7月22日 没年昭和45(1970)年6月5日 出生地秋田市 学歴〔年〕日本大学夜間部 経歴日大在学中の大正9年日本社会主義同盟に加盟する。10年入隊するが12年に除隊。以後、プロレタリア文学作家として活躍し、日本無産派文芸連盟、日本無産者芸術連盟に加入。その間「一兵卒の震災手記」などを発表。昭和8年検挙され、9年出獄して満鉄に入社。敗戦後、満州から引上げ、「東海繊維経済新聞」を創刊した。没後、遺句集「蝕甚」、「越中谷利―著作集」が刊行された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「越中谷利一」の解説 越中谷利一 えっちゅうや-りいち 1901-1970 昭和時代の小説家。明治34年7月22日生まれ。習志野騎兵連隊に入隊。関東大震災のとき,社会主義者や朝鮮人への弾圧出動命令に反抗して除隊となる。昭和2年その体験を「一兵卒の震災手記」として発表,以後プロレタリア作家として活躍。戦後は繊維関係の新聞にかかわった。昭和45年6月5日死去。68歳。秋田県出身。旧姓は加賀谷。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by