百科事典マイペディア 「趙令穣」の意味・わかりやすい解説 趙令穣【ちょうれいじょう】 中国,北宋哲宗朝(11世紀)の画家。生没年不詳。太祖の5代目の子孫で,字は大年。蘇軾(そしょく)に墨竹を学び,王維に私淑して山水を描いた。詩的情趣を盛り込んだ細密画風の山水画は,盛唐の李思訓父子の画風の復興をねらったものとみられる。→関連項目銭選 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「趙令穣」の意味・わかりやすい解説 趙令穣ちょうれいじょうZhao Ling-rang 中国,北宋末の士大夫画家。字は大年。宋の宗室の出身で,官吏となり,のちに崇信軍節度観察留後にいたった。また博学で文章,書画にすぐれ,唐代の絵画を学び,やわらかい筆致と清麗な画趣の山水画,ことに小景画を好んで描いた。『秋塘図』 (大和文華館) など伝称作品が現存する。弟の令松,従弟の令皎 (れいこう) ,令庇らも画技に長じた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by