踊子草(読み)オドリコソウ

デジタル大辞泉 「踊子草」の意味・読み・例文・類語

おどりこ‐そう〔をどりこサウ〕【踊子草】

シソ科多年草山野のやや日陰に生え、高さ30~50センチ。茎は四角柱で、節に長い毛がある。葉は卵形で対生する。4~6月ごろ、葉の付け根ごとに淡紅紫色または白色唇形の花を輪生する。名は、花を笠をかぶった踊り子に見立てたことによる。野芝麻。 夏》「―咲きむらがれる坊の庭/青邨

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精選版 日本国語大辞典 「踊子草」の意味・読み・例文・類語

おどりこ‐そうをどりこサウ【踊子草】

  1. 〘 名詞 〙 シソ科の多年草。各地の山野、路傍の半日陰地に生える。茎は角柱状で、直立して、高さ三〇~五〇センチメートルになる。葉は対生し、一~三センチメートルの柄があり、長さ五~一〇センチメートル、幅三~八センチメートルの先が鋭くとがった卵形で、縮れてしわがあり、縁に鋸歯(きょし)を持つ。初夏、淡紅紫色または白色の唇形の花が葉腋(ようえき)に輪生する。漢名は野芝麻で、続断は誤用おどりぐさ。おどりそう。おどりばな。こむそうばな。《 季語・夏 》 〔俳諧・清鉋(1745頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「踊子草」の解説

踊子草 (オドリコソウ)

学名Lamium album var.barbatum
植物。シソ科の多年草,園芸植物,薬用植物

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