車屋(読み)クルマヤ

デジタル大辞泉 「車屋」の意味・読み・例文・類語

くるま‐や【車屋】

車の製造家業とすること。また、その人。
車引き。特に、人力車を引く人。車夫しゃふ
車宿くるまやど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「車屋」の意味・読み・例文・類語

くるま‐や【車屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 車の製造を業とする家。また、その人。
    1. [初出の実例]「車やはいつか桶やに成替り 海老をばうらで鮓(すし)や売らん〈重利〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)五)
  3. くるまひき。特に人力車を引く者。車夫(しゃふ)
    1. [初出の実例]「大通路を、走る公家衆の車夫(クルマヤ)あり」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一)
  4. 水車風車などをとりつけた小屋
    1. [初出の実例]「汝等もし車屋に入りて見ば、その車の心棒は家の内に入り込みて頻に廻ることを見るべし」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉五)
  5. くるまやど(車宿)
    1. [初出の実例]「御自身人力車宿(クルマヤ)にお出になりまして」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
  6. くるまやどり(車宿)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「天子の還幸あって、御車をくるまやえ入てとどめらるれば」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「車屋」の読み・字形・画数・意味

【車屋】しやおく

車庫

字通「車」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android