コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

軍事型社会 ぐんじがたしゃかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軍事型社会
ぐんじがたしゃかい

産業型社会」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軍事型社会
ぐんじがたしゃかい
militant type of society

イギリスの社会学者H・スペンサーの用語。彼は、社会を支配的な社会活動の差異に従って軍事型社会と産業型社会industrial type of societyに類別し、前者から後者への進化を説いた。軍事型社会の典型は原始社会にあるとされ、それは自給自足的な社会、外部社会とは不断に攻撃・防衛の関係に置かれた社会であるから、軍事的活動が支配的で、それが政治的統制をも絶対化する。すなわち、対内的規律は「強制的協同」であり、公的組織が全体を支配し、私的組織は排除され、全体の諸権利がすべてであって、成員の私的な諸権利はすべて無である。それは、個々の有機体が主要な神経中枢に支配されているように、個人は社会に服従するものとされ、動物有機体に近い。その対極に、より進化した産業型社会が置かれ、ここでは諸個人の「自発的協同」、私的組織の復権、国家による個人の権利の擁護という「超有機体」の社会となる。[田原音和]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

軍事型社会の関連キーワードスペンサー(Herbert Spencer)社会変動軍国主義社会類型近代化社会型

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android