精選版 日本国語大辞典 「輪飾」の意味・読み・例文・類語 わ‐かざり【輪飾】 〘 名詞 〙① 注連縄(しめなわ)の一種。藁を輪の形に編み、その下に数本の藁を垂れ下げた正月の飾り物。裏白(うらじろ)などの羊歯(しだ)と譲葉(ゆずりは)とを添えて、門戸や室内の柱などに掛ける。輪注連(わじめ)。《 季語・新年 》輪飾①〈守貞漫稿〉[初出の実例]「四つ手かごにわかざりのさがってゐるじぶんから、きつねのまいこむころまで」(出典:黄表紙・三筋緯客気植田(1787)上)② 生花などの輪の形に作った飾り物。花輪。[初出の実例]「墓に詣でては、石上に残れる輪飾(ワカザリ)の一葉を摘みて」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉流離) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例