近時政論考(読み)きんじせいろんこう

改訂新版 世界大百科事典 「近時政論考」の意味・わかりやすい解説

近時政論考 (きんじせいろんこう)

陸羯南(くがかつなん)の著作,1891年刊。羯南が主宰していた《東京電報》《日本》に連載した社説をまとめたもので,〈近時政論考〉〈自由主義如何〉〈近時憲法考〉の3編からなる。国民統一独立を目標とし,自由や立憲主義をそれに役立つかぎりで評価する,彼の保守的な〈国民主義〉の立場がよく示されている。〈憲法考〉と〈政論考〉は,維新後における憲法制度と政論の変遷をあとづけた史論としても重要である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む